国際スタンダード認証に最も実績のあるLDRA社テストツールは、ソフトウエア開発ライフサイクルの全般にわたって検証作業の自動化を支援します。航空・防衛システムを中心に、40年以上の実績を通じて、最高峰の検証ツールとして他に類を見ない進化を続けています。
FAA(連邦航空局)のDO-178Bスタンダードの認証取得に初めて活用されたツール(航空機及び地上システムの両方) |
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200以上のプロジェクトでDO-178スタンダード認証の実績があり、その多くは最も厳しいLevel A。これに匹敵する経験と成功事例のある比較製品はない |
MISRA C で求められる静的なルールチェック、複雑度解析、動的解析の全てを満たすただ一つのツール |
様々なスタンダード委員会に複数の技術者がメンバーとして貢献中 |
LDRA Testbed の活用により、バグを75%削減して、テストの効率が46%改善されたことが報告されている |
静的解析とカバレッジ解析
LDRA Testbed®
プログラミングスタンダードチェック、複雑度解析、コード品質の尺度(メンテナンス性、テスト容易性など)、データフローおよびコントロールフローカップリング、カバレッジ解析等を自動化します。LDRA社独自の構文解析エンジンを持ち、スタンダードの新しい要求にも素早く対応して、最先端の解析技術を享受することができます。
静的解析:複雑度解析、データ・コントロールフロー解析、プログラミングスタンダードチェック(MISRA C/C++ | CERT C / CERT C++ / CERT Java | HIS | CWE High Integrity C++ | IPA/SEC C | JSF++ AV | Netrino C | Ravenscar Profile)、他各種解析
カバレッジ解析:ステートメント、ブランチ、MC/DC、LCSAJパス、関数コール、データフロー、オブジェクトコード

MCDC テストケースレポート
●TBvision®:解析結果を視覚的にレポート
●TBsafe®:MC/DCカバレッジ
●Dynamic Data Flow Coverage : データフローカバレッジ
●TBmisra®:MISRA C 等のプログラミングスタンダード対応
●TBsecure®:CERT C 等のセキュリティスタンダード対応
単体テストの自動化
TBrun®
LDRA Testbed の包括的なコントロールフローとデータフローの解析から、ユニットのインターフェイス、パラメータ、グローバル(入出力)、戻り値、変数タイプとその用法、プロシジャーコールなどの詳細を抽出して、単体テストの実行に必要なドライバー、スタブ、ラッパーコード等を自動生成します。
これにより多くの解析作業から開放され、リグレッションテストの作業なども軽減されて、高い能力の技術者はモデリングやアーキテクチャ設計に専念することができます。また大規模なレガシーシステムへの単体テストを現実的な選択肢にします。
●TBeXtreme®:単体テストケース自動生成機能
オブジェクトコードカバレッジ
TBobjectBox®
DO178B/C Level A の認証に求められる、オブジェクトコードレベルの検証(OCV:object code verification)に対応。ソースコードとオブジェクトコードのカバレッジの相関を直接取れる唯一の手法です。
要件トレーサビリティ管理
セーフティクリティカル、あるいはセキュリティクリティカルなアプリケーションの国際スタンダード認証には、開発ライフサイクル全体にわたる計画的な作業と、それを証明する文書や成果物が監査の対象として求められます。その中でもコードレベルの検証は項目も対象も多く、工数全体の50~80%を占めることに加えて、要件トレーサビリティの取得と管理が一層複雑になり、開発者の大きな負担となっています。
LDRA 社の TBmanager はトレーサビリティに、包括的でロールベースのアプローチを提供します。要件と検証のタスクをチームメンバーに役割分担して、それらの成果物を結集することで、ソフトウエア開発ライフサイクル全般にわたって、双方向の要件トレーサビリティの取得と管理を支援し、要件、設計、あるいはソースコードの変更に伴う検証・追跡作業が容易になります。たとえ厳格なスタンダードに準拠する必要がない場合でも、この機能はコード品質とアプリケーションの総合的な安全性、セキュリティの向上、効率の改善に役立てられます。
TBmanagerは、LDRAテストツールのタスクベースのインターフェイスとして、リグレッションテスト、テストスクリプト、および複数のプログラミング言語を使用して開発されたモジュールのテストなどに、共通のユーザーエクスペリエンスを提供します。 複数担当者によるターゲットやシミュレーション環境用のテスト生成と、システム、モジュール/ユニットテストのカバレッジ結果をまとめることができます。 そして全ての検証成果物(オブジェクトコードカバレッジやターゲットテストの結果も含めて)を管理し、プロジェクトと各種スタンダード認証に求められる課題(objectives)にそれらをマッピングし、完全な双方向のトレーサビリティを実現します。
LDRA のテスト・解析・検証ツールであるTestbedとのシームレスな統合により、TBmanagerは包括的な検証レポートと欠陥の追跡機能を提供します。そして開発と検証用のワークスペースを設定し、管理者は担当者ごとに要件、コーディング、解析、テストのタスクを割当てることで、エンドツーエンドのソフトウェア開発ライフサイクルソリューションを提供し、エラー、予算およびスケジュールの超過を削減すると同時に、生産性を向上させることができます。
"TBmanagerは、要件管理の分野とLDRAテストツールの継続的な進化に関わる重要なマイルストーンです。リモートでテストのタスクを割当てて管理し、マネージメントダッシュボードを介して要件管理と要件トレーサビリティを支援することで、大きなメリットとコスト削減をもたらします。" -Ian Hennell, Operations Director of LDRA “リグレッション•テストにテストスクリプトを再利用することにより、投資と品質を失うことなくソフトウェアの品質プロセスを改善できます。 タスクベースのインターフェイスとしてTBmanagerは、これらをグラフィカルに比較して、要件、コード、テストケースやドキュメントを含むソフトウェア開発のすべてのコンポーネントの管理を可能にします。"
担当者はTBmanager上でドラッグ/ドロップして、迅速かつ容易にテストの説明書などの各種ドキュメントを要件の一部に追加することができます。そしてこれらは他の担当者の支援や、テストのさらなる開発と品質の改善に活用されます。
特徴
・プロジェクトを設定して、各種スタンダードに求められる課題をテンプレートで割り当て
TBmanagerには、IEC 61508, IEC 62304, ISO 26262, EN 50128, DO-178 などのスタンダードごとの課題(objectives)のテンプレートが用意されており、この各課題に対して要件やテスト成果物、プロジェクトのドキュメントをドラッグ/ドロップで設定して、進捗を監視・管理することができます。
・要件とテストのトレーサビリティプロセスを管理
TBmanagerを経由してLDRAツールスイートのテストを実行。検証の成果物(コードレビュー、クオリティレビュー、単体テスト、コードカバレッジ)は、実行された環境や担当者の下、要件や課題(objectives)にリンク(紐付け)され、認証機関へ提出可能なエビデンスが生成されます。
・プロジェクトを通じて各種ドキュメントを参照。検証結果、トレーサビリティを列挙して管理。
TBmanagerは外部ドキュメントやファイルのリポジトリを保持して、検証結果やトレーサビリティの列挙、管理をサポート。すべての外部ドキュメントは各スタンダードの課題(objectives)、要件、テストとリンクされ、TBmanagerプロジェクト全体で、テストまたは課題履行の証拠として担当者に活用されます。
・ドキュメントのプレースホルダ―として
情報共有を支援するために、TBmanagerでは望まれる結果とプロセスの成果物を定義するドキュメントのプレースホルダを作成することができます。プロジェクトマネージャによって定義され、サブプロジェクトやユーザーのワークスペースの詳細情報と共に表示されてチームメンバーとの連携を強化します。ユーザーは所望の結果や成果物を割り当てて、他のユーザーやプロジェクトマネージャに共有することができます。
・TBvision を介してテスト結果の解析作業を支援
LDRAツールスイートのTBvisionの強力なレポート機能を使用して、TBmanagerは、コードレビュー、コード•カバレッジとコードメトリックスを表示することができます。テストの結果はシステムの全体表示に加えて、特定のテスト対象にフィルタリングして可視化することもできます。

Target Licence Package (TLP)
航空業界のDO-178B/Cスタンダードで採用される、独自のインスツルメンテーション手法で、あらゆるコンパイラ、デバッガ、ターゲット実行環境をサポートします。
サポート例は、こちらのページ を参考ください。
Tool Qualification Support Pack (TQSP)
LDRA社ツールは、ISO 26262やIEC 61508等、TÜVの事前認定を取得済みですが、DO-178などで必要とされる、各プロジェクト環境下での適性評価を支援するキットを提供しています。
LCMSコンプライアンスマネジメントシステム
航空業界の最高位のDERに開発されたドキュメントテンプレート、ライフサイクルデータを登録するツールとプロセスチェックリストを介して工数を軽減して、認証取得を定額で保証する画期的なサービスです。
AUTOSAR C ++ 14コーディングガイドラインは、インフォテインメントシステム向けの高性能エンジン制御ユニット(ECU)、自律走行のための高度な運転支援システム(ADAS)を目的としたAUTOSAR Adaptive Platformの一部であり、高いデータ処理能力、サービス指向の通信、無線による更新などの機能をサポートしています。このような複雑なシステムのフェイルセーフ動作機能には、ソフトウェア開発の複雑さを劇的に増加させる、POSIXインタフェースを潜在的に使用するマルチコア・マイクロプロセッサと堅牢なオペレーティング・システムが必要になります。そして分散型ワークグループで独自に開発されることが多いこれらのECUアプリケーションの複雑さは、組織全体の標準準拠とソフトウェア品質の一貫性を保証するために、自動静的分析ツールを必要とします。
GMの広範な車載アプリケーションがスタンダードに準拠して、サプライヤが安心で安全なソフトウエアを提供することを効率化します
自動車サプライチェーンの多層化がますます複雑化するなか、自動車のソフトウェアと接続サービスはますます重要になっています。機能安全とセキュリティの課題に対処するために、自動車業界のサプライヤーはISO 26262、SAE J3061、MISRA、Autosar、等のスタンダードに加えて、GMW-CG2999のようなOEMのスタンダードにも準拠する必要があります。これは全てのGMサプライヤーの大きな課題です。
LDRAは、GMプロセスをサポートするためにGMとそのサプライヤーと2年以上協力し、自動化技術で機能安全とセキュリティの目標に高い費用対効果で対処できるようにしました。
この仕様により、サプライヤーは、マルチメディアやインフォテイメントからパワートレインやボディーエレクトロニクスまでのアプリケーションに最も適したコーディング標準に準拠するプロセスを自動化して、より簡単でコスト効率良く、高品質のソフトウェアを開発することができます。開発サイクルの早期にリスクを軽減し、より規範的な厳格な静的解析要件により、開発者はコードが機能上安全であることを保証することができます。
またOEMやサプライヤは、分散チームを管理し、市場投入までの時間を短縮し、コンプライアンスにかかるコストを削減するという大きな課題に直面しています。GMコーディング標準を完全に統合する自動化ツールにより、GMサプライヤーが検証プロセスを合理化し、GMとのコミュニケーションを改善し、何千時間もの文書化努力を削減することができます。
LDRA Takes Leadership Role in Helping GM Supplier Ecosystem Deliver Safe and Secure Software
高信頼性・安全性システムのテストツールに40年以上の実績
静的解析、動的カバレッジ、単体テスト自動化ツールを40年に渡って高信頼性マーケットへ提供し続けているLDRA社は、静的解析と動的カバレッジ解析結果を融合することで、ダイナミックフローグラフやLCSAJパスカバレッジなどによるソースコードとテストに対する深い理解を提供します。 また単体テスト支援機能として、テストドライバーやハーネスの自動生成をも実現し、テスト開発工数とコストの削減や、繰返し作業が要求されるリグレッションテストを軽減し、規模の拡大に伴い敬遠されてきた単体テストを支援します。
<LDRA社の実績例>LCSAJカバレッジ(ユーロファイターのテスト基準や、BS792/ソフトウエアコンポーネントテスト基準などで採用されている)の技術に貢献し、LDRA Testbed は、フルLCSAJカバレッジ解析をサポートしています。また、コード構成の分析に使用されるノット解析にも功績を残しています。また、PETプロジェクトでも証明されたデータフロー解析の世界的権威でも有ります。欧州委員会により設立されたPETプロジェクトは 、出荷後のコードであっても、静的解析、単体テストで相当多くのバグが発見される事を証明し、またツールとそのトレーニングによりコストを削減できる事を証明しています。 データフロー解析の実績と経験から、インフォメーションフロー解析(プログラム変数の相互依存性、英国防衛基準 00-55)も創出しました。DO178B認証に始めて利用されたのは、LDRA Testbedで、航空機、地上システムの両方で、要求される構造化カバレッジ、データカップリング、単体テストをフルにサポートしています。MISRA (Motor Industry Software Reliability Association) 委員会の主要メンバーでもあるLDRAは、MISRA-C:1998、MISRA-C:2004 を満足する静的ルールチェック、複雑度メトリクス、動的解析、データフロー解析全てを統合しサポートできる唯一のメーカです。このように先進の業界標準の開発と実施に長年関わり、ツールとテストソリューションを世界規模の機関とプロジェクトに提供してきました。Joint Strike Fighter (最大規模の防衛プロジェクト)による実績はこの中でも最新の一つです。 その他、現在使用されている航空・防衛システムは、Eurofighter Typoon, Nimrod 2000, Eurojet, C-17 Globemaster, F/A-22 Raptor, C-5 Galaxy, Airbus A340/A380, BOEING787 DREAM LINER などです。
またLDRA 社は高信頼性システムのソフトウエア検証ツールの第一人者として、国際スタンダード認証支援実績No1のツールを提供する傍ら、国際スタンダードの制定にも貢献(MISRA 委員会に4名、DO-178C 委員会に6名)しています。またFAA のDER コンサルタントを擁する認証支援サービスも米国で展開しています。

MISRA C ワーキンググループ議長のWebセミナー
ISO 26262 やIEC 61508 などの機能安全規格で要求されるプロセスの自動化に使用するソフトウェアツールは、その品質が安全性の観点から妥当であるかを利用者が検証し、認定することが求められます。開発対象の安全レベルとツールの用途に応じて認定方法を選定し、その活動の証拠を作成する必要があります。テストツールの場合は、TUV等に事前に発行された資格証明書とレポートを利用できますが、最も厳しい安全レベルの場合は、ソフトウェアツールの妥当性確認をする必要があります。
SynopsysARC®との統合
LDRAはSynopsysと提携して DesignWare ARC 機能安全プロセッサを使用する開発者向けの検証作業を支援します。この統合により、ソースコードの静的および動的分析が可能になり、コードの品質、安全性、セキュリティが向上し、テストコストが削減されます。

LDRA Newsletter Issue 24
• 顧客事例:Critical Software 社
♪ We can work it out ♫
SAE J3061? ISO/ SAE 21434?
AUTOSAR++? MISRA C++?
「AUTOSAR and the LDRA tool suite」 日本語資料公開
「掲載記事」
Power Systems Design誌
ElectronicDesign誌
Embedded.com誌
Military Embedded Systems誌

軍用機ソフトウエアの再利用を高める、Open Group Future Airborne Capability Environment(FACE™)をサポート
IPA 独立行政法人情報処理推進機構の「先進的な設計・検証技術の適用事例報告書」掲載記事
国際スタンダード認証に求められる「要件から検証結果までのトレーサビリティ管理」の効率化の取組み
HighTec社コンパイラと
ロータバッハ社デバッガを統合

静的解析~動的テスト実行とカバレッジ解析
要件トレーサビリティとテスト実行
スライド資料
日本語版 TLPチュートリアル
デモ動画各種
要件トレーサビリティ:ウインドリバー社 Diab コンパイラとロータバッハ社デバッガを統合
DOORSと連携(英):DO-178B/C, ISO 26262, IEC 61508, IEC 62304 など国際スタンダード認証支援テストツールとして評判のLDRAは、DOORSとの連携を強化。テストに至る要件トレーサビリティの作業効率を大幅に改善。IBMとのセミナー動画を以下に公開しました
要件ベーステストのフレームワーク : 航空業界の多くの顧客と、認証支援サービスのDERのノウハウが詰まったツール。IEC 61508, IEC 62304, ISO 26262, EN 50128, DO-178 など各種スタンダードのオブジェクティブリストに対して、計画書や要件、ソースコード、検証タスクを割当てることに加えて、各検証タスクから直接テストツールを起動・実行して監査のエビデンス生成を自動化支援
「つながる世界の安心で安全なソフトウェアのテスト」
Keil uVision5 ARM 環境で静的解析~動的テスト実行とカバレッジ解析
Keil uVision5 ARM 環境で要件トレーサビリティとテスト実行