NASAのアルテミス計画に貢献
LDRA社テストツールは、宇宙船オリオン(Orion Multi-Purpose Crew Vehicle) のソフトウェアの検証に使用され、アルテミス1ミッションの大成功をサポートしました。今後のアルテミスミッションで、オリオン宇宙船は、月や火星を含む有人飛行に使用されます。
アルテミスでは多くのシステムがゼロから構築されているため、システムをまとめて統合する際の複雑さが増しています。 LDRA は、多くのベンダーがコードレビュー、 カバレッジ解析、単体テストを実行して、システムが計画どおりに動作することを確認するための公式検証ツールとして NASA に承認されました。ブースター、エンジンコントローラー、打ち上げ中止、飛行ソフトウェアなどに至るすべてのソフトウェアサブシステムのコーディングの欠陥とコンプライアンスのギャップを明確に可視化するために使用されています。
Renishaw社 IEC 61508 SIL 2 への準拠
Renishaw社は世界をリードする工学・科学技術企業で、高精度計測およびヘルスケアを専門としています。彼らの製品であるRESOLUTE™ 光学式アブソリュートエンコーダは、IEC 61508 SIL 2への準拠が求められましたが、多くのファームウェアの開発プロセスは、これに準拠していませんでした。 Renishaw社へのインタビュー動画
まず静的解析ツールを利用することで、LDRA 製品とサポートの品質を体験することができました
既存のソースコードにMISRA C:2012 をレトロスペクティブに適用することは、思っていたほど難しくありませんでした。私たちはファイルごとにコードのアップグレードに取り組みました。最初は面倒でしたが、すぐに慣れました
そのなかで、LDRA のレポートがMISRA のルール(大まかな)をより詳細で簡潔な定義に分類するので非常に役立ちました。この改善された粒度により、多くの場合、個々のルール違反が何に関連しているかを簡単に理解できるようになります
そして単体テストとカバレッジ解析が必要でしたので、LDRAの単体テストツールであるTBrunを採用することは自然な流れでした
最大の成果は TBrun によるリグレッションテストです。これにより、開発中に既存の機能が損なわれていないことを確認できました
RESOLUTE の認証という特定の目的で導入しましたが、開発プロセスに有益な効果があったため、今後も IEC 61508 の方法論に従い LDRA ツールスイートを適用し続けます
Esprit Lean社:医療機器ソフトウェア・プログラムの
国際標準規格 IEC 62304 の準拠に活用
Esprit Lean社(仏)は、癌治療を支援する医療プロジェクトに取り組むに際して IEC 62304 への準拠が必要でした。そしてコーディング規約への準拠を支援する検証ツールで、プログラミングレベルでエラーを効率良く排除できることを理解していました。

LDRAには各プログラミングスタンダードごとのテンプレートがあり、これを基に独自のルール集を設定し、対話式にコード解析を行えました
IDEよりもLDRAのGUIのほうが便利でした。プログラミングスタンダードの解析結果や、解析対象の全関数をサブファンクションも含めてグラフィカル表示させて、短時間で徹底して分析してイテレーティブに作業することが容易でした
LDRAツールスイートにより開発のすべての側面がドキュメント化され、プロジェクトの詳細の伝達が容易になることで、チーム内のコミュニケーションを円滑にし、明白な証明のプロセスを確立できました。そして仮に関係者が移動しても、特定のプロセスの詳細情報が失われることは無くなりました
TBrun と TBeXtreme によるテストとスタブの自動生成によって、膨大な時間とリソースを要することなく IEC 61508 への準拠を達成
MISRA-C:2004 をベースに独自ルール集を編集。更に可読性、メンテナンス性、テスト容易性などコード評価のメトリクスを採用
機能テスト実行を評価するカバレッジ解析。 LDRA だけが開発環境への統合をサポートできた(Hi-Tech PICC18 と MPLAB ツールチェーン、Keil社ツールスイート)
ベストプラクティスな手法でテストは改善され、コストを削減する一方で、生産性と品質を向上させることができた
LDRAツールスイートは弊社の開発プロセスや手法にとって極めて重要。開発早期段階にエラーを検出し、開発コストを削減して生産性を向上させることができている
弊社では将来に向けてツールによって完全に支援される開発プロセスに取り組んできた。そして LDRAツールスイートの導入によりプロセスを自動化し、開発効率を1000%改善できた Dr Haik Biglari, Chief Design Engineer Fairchild Controls 社
JSFで使用される先端コンピュ-ティング技術では、多くのオンボードソフトウエアはセーフティクリティカルである。それゆえ我々独自の高度な基準に準じて開発されている。この開発には多くの企業が関わっており、各々が高品質で信頼性が高く、かつ統合時の正しさを確かなものにする為に、静的解析と単体テストの両方に一連の基準を規定している。この厳しいあらゆる要求を LDRA 社ツールは満足することを業界の注意深い評価によって得ることができた (John H. Robb, JSF Vehicle Systems Principal Software Engineer, Lockheed Martin Aeronautics Company)
ANA が世界初導入ボーイング 787 にも採用
