T-VEC Tablular Modeler

提供: T-VEC Wiki
移動: 案内検索

T-VEC Tabular Modeler(TTM)は、欠陥解析や自動テストケース生成のために表形式の要求モデルを開発し、管理することができる環境です。

TTMの機能には、以下が含まれています:

  • 要求モデリング
  • 要件管理
  • モデルの分解
  • 要求からテストのトレーサビリティ
  • 自動的な式のフォーマット
  • Vector Generation System(VGS)との統合

TTMは、容易なツールです。SCR様式の仕様をビルドし、T-VECプロジェクトに変換するように設計されています。モデルチェッキング機能により、変換がエラーなく成功するように、サポートされています。

TTMモデルは、要求の欠陥を検証するためだけでなく、単体、結合やシステムテストをサポートするためにも使用されます。

要求モデリング

要求モデリングは、システムまたはコンポーネントへのインタフェースの観点から、振る舞いを記述します。要求モデルでは、”どのような方法でするべきか(how)”ではなく、”何をするべきか(what)”を記述します。モデルを使って、実際の振る舞いというよりはむしろ特性を記述します。

歴史

表形式モデリングは、Naval Research Lab(NRL)によって開発されたSoftware Cost Reduction(SCR)という方法に由来します。SCRツールキットは、SCR手法を利用した、最初のモデリングツールです。[1].

SCR のコア技術

SCRでは、システムの機能面は、システムのインタフェース同士の関連を定めるために、振る舞いの要素を用いて定義されます。モデルの振る舞いの様相は、モニタされる変数(入力)と制御される変数(出力)に関連するテーブルを使って、コンポーネントの必要な機能を定義します。テーブルには3つの基本タイプがあります:

  • コンディションテーブル (モードの有る無し)
  • イベントテーブル(モードの有る無し)
  • モード遷移テーブル

SCRモデリングでは、コンディション、イベント、モードテーブルの連結・統合が可能です。これにより、コンディション、イベントまたはモードテーブルでモデル化された簡単な関係を用いて、モニタされる変数(入力)と制御される変数(出力)間の複雑な関係の記述を可能にします。依存関係の概念は、モードクラスまたは、一時変数を使ってサポートされます。

TTM 用語と機能

TTMは、SCR手法の核心となる機能をサポートしますが、いくつかの用語変更や追加の機能を提供します。

用語

SCR手法の、“モニタされた”変数という表現は、TTMでは、“入力”変数。SCR手法の、“制御された”変数という表現は、TTMでは“出力”変数、としています。

モデル要素

SCR TTM Comments
情報 XMLフォーマットで保存される、TTMファイルに内部保存された情報を提供する
要求 要求仕様管理定義または、DOORSのようなツール形式の取り込み
Types ユーザ定義型の指定
Constants 定数
Monitored Variables 入力
アサーション
関数 他のテーブルで参照されるパラメータ化された関数
Mode Machines Mode Machines テーブルベース状態遷移
Terms Terms
Controlled Variable Outputs

モデルの包括

TTMは、既存のTTMモデルの参照(インクルード)や、インクルードされたモデル要素の振る舞いの優先権を下げる、などの仕組みを提供しています。モデルに指定された Requirement ID は、要求からテストまでのトレーサビリティをサポートするために、T-VECを使ってモデルから生成されたテストベクタに含まれます。モデルエディタには、複雑な式の自動フォーマットや、新進の検索能力を含みます。

最新機能

最新の機能は、本来SCR向けに想定されていた範囲を超えています。それら最新の機能によりサポートされたものは:

  • Structures 構造体
  • Functions 関数
    • パラメータ関数が1つ定義され、他のテーブルによって参照される。
  • Intermediate variable 中間変数
    • 中間変数は、関数の結果を受け取り、それらは、コンディション、イベントまたは中間値特性で、参照。
  • Disjointness(非重複性)チェック (Disjointedness チェックとも呼ばれる)
    • テーブルの各列毎の条件式(Condition)をANDすることで、重複部分があるかチェックする。
  • Race Condition(競合条件)チェック
    • 状態遷移において、遷移前の状態が同じである移行条件をANDすることで、条件に重複部分がないかチェックする。

例題セクション(Examples)では、プロジェクトやチームの目的に応じて、モデルを使う上で重要である最新TTM機能を利用する、いくつかの一般的なアプローチを取り上げます。

参照

  1. Constance Heitmeyer. Using the SCR Toolset to Specify Software Requirements. Proceedings, Second IEEE Workshop on Industrial Strength Formal Specification Techniques, Boca Raton, FL, Oct. 19, 1998.