Management and Representation of State

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T-VECは、システムのステート情報の取扱いを、状態変数をシステムの入力・出力の両方として扱うことで、行っています。例えば、Simulinkでは、ステートの情報はUnitDelay、Discrete Integrator、などの一部のブロックによって保持されます。 これら各ブロックは、今のサイクルの出力値と、次のサイクルにおける入力として使用されるステート値の両方を保持します。例えば、

Flow Control with unitDelay


サイクルNにおいてUnitDelayブロックの出力は、サイクルN-1の時のUnitDelayブロックへの入力です。よってある意味では、上図の、現在の実行/シミュレーションサイクルには、2つの入力、”temperature”入力と、前のサイクルからのUnitDelayへの入力があります。図では、2つの出力、本来の出力と次のサイクルの入力として使用される状態変数値があります。加えて、これら各タイプのブロックは、状態の初期値を持っています。

unitDelay Property

これは、最初の実行サイクルにおいて、”前のサイクル”の値として使用される値です(i.e. at T=0)。テストベクタを生成するために、ツールはSimulinkモデルをT-VEC独自の仕様に変換します。このT-VEC仕様では、ステート情報は、Simulinkに相対するT-VECサブシステムの入力パラメータと、出力パラメータの両方で表現されます。 このT-VEC仕様への変換過程の一部で、モデルから各論理的断片(logical slice (aka DCPs (Domain Convergence Paths)))が抽出されます。各DCPパスには、Functional Relationship(例:出力の評価)やConstraint Relationship(Functional Relationshipが妥当な出力値を定義する時を定義)を含んでいます。 そしてT-VECは、各DCPパスを得て、Constraint RelationshipをTRUE(真)にする入力値を見つけるために、制約要因(変数、方程式など)(リニア、ノンリニアな制約関係、浮動小数点型を含む)を解決します。 それから、それら選ばれた入力値は、そのDCPパスの期待出力値を算出するために、Functional Relationshipと一緒に使用されます。よって、各状態変数は、他の入力変数について解決されます。 デフォルトとして、T-VECは、状態変数が初期状態値に設定されるT=0サイクルと、状態変数値がT>0で、Constraint Relationshipの評価がTRUEとなる時の、両方でテストベクタを生成します。