IPA 独立行政法人情報処理推進機構
「先進的な設計・検証技術の適用事例報告書」
2016年度版
プロダクトラインエンジニアリングのバリアビリティ(変動性)とバリアント管理の海外事例(詳細・ダウンロード)
SPES_XT
(Software Platform Embedded Systems "XT")
SPES_XT のプロジェクトEC5: Integrated Variant Management and Reuseで、航空機、自動車、FA、交通システム等、各ドメインの再利用とバリアント管理の成果を公開
独語版


Thales社
モデルベースシステムエンジニアリングのバリアント管理
システムエンジニアリングをシームレスにプロダクトライン化するために
pure::variants を活用
Airbus社
DOORS NG, Rhapsody モデルのバリアント管理
DOORS NG, Rhapsody モデルのバリアント管理に
pure::variants を活用
Danfoss社
IBM Software Innovation Prize 2008 を受賞

Software Innovation Prizeは、洞察力のある考えと、それに対する効率的な実施のもと、企業に飛躍的な付加価値を提供し、その革新が他社への奮起にも役立つソリューションを創出した企業に与えられています。
pure-systems 社は、Danfoss Drives 社のパートナーとしてソフトウエア・プロダクトラインへの取り組みと開発を、支援してきました。プロダクトラインのアーキテクチャ設計、実装とツールの統合作業、定期的なチームレビューと軌道に乗せるためのコーチングなどを介して。Danfoss Drives 社は、pure::variants を用い、ソフトウエア・プロダクトライン・ライフサイクルの全フェーズの管理、自動化を支援しています。
Danfoss Drives 社は、製品であるVLT 周波数コンバータに対するソフトウエア開発に対する考えとアプローチを変革し、多くのエラーの基が除外された、標準ソフトウエアプラットフォームから製品を組み立てられるようになりました。規格統一化されたソフトウエア開発手法により、Danfoss Drives 社では多くのマニュアルプロセスを削減し、大いなる簡素化を達成しました。Danfoss Drives 社の革新的な考えに対する取り組みは、ソフトウエア生産プロセス、構成管理、バージョン管理を自動化し、ソフトウエアのライフサイクルに渡ってソフトウエア・プロダクトラインの全体的な管理に用いられています。
情報処理学会特集記事
はじめから完璧なプロダクトラインを目指す必要はない.既存製品の成果物を活用し,少ないコストで,緩やかにプロダクトライン開発へ移行する方法もある.こうした方法により,場当たり的な再利用のスタイルを改善することが,組織の開発力強化に繋がる.また,経営状況が回復した際に,生産性や品質を向上させる大規模なプロダクトライン開発へもスムーズに取り組めることが期待できる. (著者 : 位野木万里 氏)
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